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株式会社キティー・ブログ

食品事業部の営業担当者、バイオ事業部の研究員が更新するブログです。
おいしいものや、乳酸菌の情報を発信していきます!

06

2020-07

これって殺菌効果あるの?

出来事

こんにちは。

KT-11研究員です。

先日、某チェーン店に買い物に行きました。

入り口で手の殺菌を促され、ボトルに入った殺菌剤と思わしき液体を噴霧。

においを嗅いだけど、アルコール臭も塩素臭もしない。店員に確認すると「電解次亜塩素酸水」とのこと。

昨今、様々な殺菌剤が流通していますが、

手の殺菌に何が良いのか?

そんな最中に、以下の見解がNITEから発表されました。

以下、引用開始

新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、経済産業省の要請を受けたNITEが4月に「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」を設置。消毒方法の有効性評価を進め、6月25日の第5回検討委員会において最終報告を取りまとめた。

界面活性剤については、すでに有効性を確認済の7種に加え、純石けん分(脂肪酸カリウム、0.24%以上)と純石けん分(脂肪酸ナトリウム、0.22%以上)も有効と判断した。

次亜塩素酸水については、有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水(電解型/非電解型)を有効と判断。

次亜塩素酸水の利用にあたり、検証結果を踏まえた注意点も発表。「汚れ(手垢や油脂などの有機物)をあらかじめ除去すること」「対象物に対して十分な量を使用すること」について、次亜塩素酸水の利用にあたって注意が必要とした。

 
消毒や除菌効果をうたう商品については、目的にあったものを正しく選ぶよう呼び掛け、「使用方法」「有効成分」「濃度」「使用期限」の4点をチェックポイントにあげている。手指のウイルス対策には「石けんやハンドソープを使った丁寧な手洗い」を勧め、物品のウイルス対策には「塩素系漂白剤や、一部の家庭用洗剤等が有効」としている。

次亜塩素酸水を使って物のウイルス対策をする場合の注意事項、効果的に使うためのポイント、購入・使用するときのポイントなどもまとめている。次亜塩素酸水を流水で掛け流すときは「有効塩素濃度35ppm以上」、拭き掃除に使うときは「有効塩素濃度80ppm以上」のものを使うよう呼び掛けている。

以上、引用おわり

最近の報道で、コロナウイルスに対して抗ウイルス効果がないとか言われていた次亜塩素酸水ですが、ある一定の有効塩素濃度を含む場合では、たっぷりの次亜塩素酸水をかけ流すことで効果があるとの見解のようです。

単純に、石鹸での手洗いでも十分に効果が期待できることも分かりました。

また、次亜塩素酸水について上記の使用方法が有効であるならば、冒頭で紹介したボトルに入れた状態で手に噴霧することでは、コロナウイルスに対しては抗ウイルス効果はあまり期待できないとなります。

なお、「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)」とは全くの別のものです。非常に多くの方が同一成分と勘違いしているようです。

次亜塩素酸ナトリウムはハイター、ブリーチなど塩素系漂白剤の主成分ですので、混同しないよう注意が必要です。

殺菌剤の特徴をしっかりと把握して、適切な方法でコロナウイルス対策を行いましょう!

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