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2020-09
下着か皮膚か
こんにちは。
KT-11研究員です。
前回のブログがバグってうまく表示されてない・・・
なぜでしょうか・・。
さて、本日は日刊工業新聞に掲載されていた興味深い記事の紹介。
パンツといえばグンゼ、グンゼといえばパンツ。個人的には、そんな印象をもつグンゼ株式会社ですが、連結での売り上げは1400憶円もある大企業です。
そんなグンゼ社が、人工皮膚で米国の現地法人と独占契約を締結し、米国への本格参入を始めたとのことです。
人工皮膚 創傷被覆材であるペルナックは、豚由来コラーゲンスポンジとシリコーンフィルムの2重構造であり、皮膚欠損部分に貼るとスポンジ内に患者自身の線維芽細胞と毛細血管が入り込んで新たな真皮層を形成するというもの。
この人工皮膚ペルナックをもってアメリカ市場に参入するらしい。
グンゼ社によると人工皮膚の市場規模は日本の10倍にあたる100憶円程度を見込んでいるとのこと。
実は、国内の6割以上の大学病院では採用されている商品のようです。
グンゼ社は、人々のQOL向上に貢献できるビジネスへの注力を掲げており、メイン領域を医療・健康分野と見定めて、機能ソリューション事業で成長拡大してきたメディカル材料分野とライフクリエイト事業のスポーツクラブ分野の成長拡大を目指しています。
下着・アパレルの企業という認識でしたが、この数十年で着実に成長しており、非常に興味深い領域で事業を行っている企業であることに気づきました。
皮膚科学でいうと、当社の開発した化粧品素材「KT-11 HKN」は、皮膚に塗布すると細胞の増殖を促し、再生を高めます。
現在、歯磨き粉に配合されるなど様々な用途に使用されています。
ちなみに、HKN=肌(H)がき(K)れいにな(N)る
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
健康食品・サプリメントや加工食品に配合可能な
21
2020-09
菌を楽しむヨーグルト
独特の目線でヨーグルトについて語っていました。様々なヨーグルトの味について司会のマツコと評価していましたが、不評な商品もありましたね。
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2020-09
SDGsと日本企業
こんにちは。
KT-11研究員です。
すっかり、30℃を切る日が続いて秋になってしまいましたね。
さて、SDGsと日本企業の話題について触れておきましょう。
国内の産業界の動きとしては、2017年に日本経団連の企業行動憲章が改定されました。
憲章にはSDGsがその中核に据えられ、IoTやAI、ロボット などの革新技術を最大限活用して、経済成長と健康・医療、 農業・食料、環境・気候変動、エネルギー、安全・防災、 人やジェンダーの平等などの様々な社会的課題の解決を両立し、一人ひとりが快適で活力に満ちた生活ができる社会を目指すことが謳われていることは周知のとおりですね。
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
健康食品・サプリメントや加工食品に配合可能な
国内の食品企業はどうでしょうか。
ネスレ日本では2011年より社員が参加する表彰制度「イノベーションアワード」を実施しているみたいですね。
この制度は、全ての部門が誰かに対して仕事をしているという点で、誰一人「顧客」のいない人はおらず「顧客が気づいていない問題を発見し、解決する(=イノベーションを 起こす)」というプロセスを推進するものだそうです。会社には、間接部門という言葉がありますが、固定概念にこだわらない観点が素晴らしいですね。
参加する社員は、顧客が潜在的に抱える問題とその解決策を考え、自ら実行・検証を行うが、仮説検証のためのファンドも社内に用意されていて、優勝すると賞金100万円が贈呈される上に、受賞対象となったアイデアは翌年に組織的に実行されるというから驚きです。
このアイデアの成果も既にあるようです。
コーヒーマシン「ネスカフェゴールドブレンド バリスタi」は、高齢者の孤立化問題に取り組むべく、企画された商品です。
IoT技術によって、バリスタと専用タブレットが連動し、モニター越しにキャラクターと会話しながら自動で高齢者がコーヒーを淹れることができます。また、その情報設は設定した無料対話アプリLINEへ送られるために、高齢者の安否確認に利用されています。
当社は、食品を提供している企業です。当社の主力商品の1つである、お肉を柔らかく美味しくする軟化剤「梅ソフト」は、元来産業廃棄物であった梅干しの製造工程で発生する廃液を活用し、環境と安全に配慮しながら皆様に美味しさを提供しています。
また、クリスパタス菌KT-11は、アレルギーや感染症を改善に導く機能性食品素材です。つまり、クリスパタス菌を提供することで、皆様の健康やQOLの向上を促し、結果的に医療費や社会保険の軽減に寄与できるように目指しています。
ここにIoT技術が交わることで、より高度で競争力の高いサービスが提供できるのかもしれません。