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2021-02
大気汚染は新型コロナウイルによる感染を助長するのか
こんにちは。
KT-11研究員です。
さて、京都大学の研究グループは、微小粒子状物質PM2.5が新型コロナウイルスの感染を促す可能性があることを発表しました。
大気中にあるPM2.5の濃度と新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの関連が指摘される中、そのメカニズムの解明への応用が期待できるというものです。
世界で新型コロナの感染が広がるなか、PM2.5などによる大気汚染とCOVID-19感染症の発症数・重症化の関連を指摘する報告が出ています。しかし詳細なメカニズムは分かっていませんでした。
京都大学地球環境学堂の高野裕久教授らのグループはメカニズムの一端を調べるため、マウス3匹に対し、500マイクログラムのPM2.5を肺に投与しました。
その結果、肺の一部の細胞に、新型コロナウイルスが生体に感染する時の足がかりとなるタンパク質「ACE2」と「TMPRSS2」が通常より10倍程度多く生じていることが分かったそうです。
ただ今回はマウスに新型コロナを感染させる実験はしておらず、ヒトでも同じ反応が起きるかは不明であり、さらに今回の実験でマウスに投与したレベルのPM2.5の量をヒトが吸うことはないとのことです。
ちなみに、昨年の段階でイタリアの研究チームはInt J Environ Res Public Health. という論文誌において以下のことを発表しています。
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02
2021-02
新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスよりも安全なのか
こんにちは。
KT-11研究員です。
さて、新型コロナウイルスによるCOVID-19感染症が日本国内ではじめて報告されてから、約1年経ちました。
1年経つと、新型コロナウイルスの実態が多くの研究者の努力によって明らかになりつつあります。
一部の報道などでは、新型コロナウイルスは、従来の季節性インフルエンザによる影響(健康面)よりも少ないとする報告も目立つようになりました。
果たして、現段階で結論付けて良いのか心配しています。
例えば、新型コロナウイルスによる死者はこの1年間で約6000人に上ります。
新型コロナウイルス 日本国内の感染者数・死者数・重症者数データ|NHK特設サイト
一方、季節性インフルエンザによる死者は毎年1万人程度と言われています。
つまり、季節性インフルエンザの死者のほうが多いために、インフルエンザのほうが深刻な問題と言われているわけです。
勿論、国内の死者数は絶対値として表されるので、ウイルスの危険性を示すうえでは需要な指標となりえるでしょう。
ところが、今年のインフルエンザ罹患者は例年の0.12%程度と言われています。
今季インフル患者、累計でたったの793人、例年の0.12%:2020年9月からの21週間で | nippon.com
つまり、ソーシャルディスタンスやマスクなど、対策を十分している現在でも、新型コロナウイルスは6000人近くの死者を出しているわけで、季節性インフルエンザと比べても、極めて感染力が強いということが容易に想像がつくからです。
これらの結果からも、新型コロナウイルスによるCOVID-19は季節性インフルエンザよりも脅威でないと結論付けて良いのか、ということです。
上記の記事からも、今年度で日本国内では793人がインフルエンザに感染していることが分かっており、年度内では多くて1000人程度がインフルエンザに感染することになります。季節性インフルエンザの発症率は20%程度と言われているので、インフルエンザの陽性者は5000人程度と考えられます(実際に陽性者の調査は行っていない)。
一方、昨年10月にWHOは新型コロナウイルスの死亡率が0.14%と報告しています。国内の死者数が6000人とすると、400万人以上が感染していることになります。
結論として、新型コロナウイルスの推定感染者が400万人、季節性インフルエンザの推定感染者が1000人とすると、全く同じ環境下であれば、新型コロナウイルスの感染力は季節性インフルエンザと比較して4000倍以上強いことわかります。
クリスパタス菌を食べて感染症対策を継続しましょう!
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
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