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2022-08
流行りの完全栄養食
こんにちは、KT-11研究員です。
食品(フード)と技術(テクノロジー)を組み合わせた造語フードテック。
ITやDXなど様々な先端技術を生かして新たな食の可能性を広げるというものです。
最近は、食糧問題を解決するための昆虫食開発も良く耳にするようになりました。
コオロギパウダーならまだアリですが、こないだゴキブリの卵なるものも見かけました。もはや、消費者意識への捉え方も変わりつつあるのかもしれません。
ちなみに、2020年がフードテック元年と言われています。まだまだ、新しい分野ですね。
さて、最近カップラーメンで有名な日清食品の取組が注目されています。
それは日清食品目指す完全栄養食品についてです。
完全栄養食のコンセプトは、「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食」。
さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、最先端の食品加工技術によって研究を進めてきたようです。
最新の日経トレンディにも特集が組まれております。
この商品はすでに完全メシシリーズとして発売されておりますが、ターゲットは30~40代のサラリーマン。
コンセプトは「栄養バランスを考えるのがめんどくせえヤツらに!」だそうです。
しっかり美味しく、減塩対策もできるという代物。
しっかりとした研究力と技術を基盤として、ちょっとファンキーなプロモーションが業界からも注目されているみたいです
新しい市場の創造につながる取組だと思います。
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2022-01
スーパードライがスーパードライじゃなくなる日
こんにちは。
KT-11研究員です。
さて、ビール党にはショッキングな話題
なんと
あのアサヒビールが、主力ブランドである「アサヒスーパードライ」を2月中旬以降の製造分からフルリニューアルすると発表しました。
同製品のフルリニューアルは、1987年の発売以降初めての試みだそうです。
中身やパッケージ、コミュニケーションを同時に刷新し他社製品との差別化を図るというもの。
どうやら、辛口はそのままで、ホップも手を加え、香り華やかにリニューアルするといううわさも。
きっかけは、消費者からのアンケート結果。
ドライ=苦いという印象が大半を占めていたらしく、近年好まれる華やかでフルーティーな香りと真逆だったらしいです。
思えば、最近の一番搾りもホップが変わり、今ではオレンジのような甘い香りもします。
スーパードライは、辛口で香りなんて皆無、といった印象でしたが、昨今のビール売上低迷なども鑑みて、大幅なテコ入れとなったようです。
数十年、築き上げたブランドを変えることは、相当な勇気が必要です。
消費者のニーズに立ち戻って、刷新したアサヒビールの覚悟と勇気に感服です。
でも、私は一番搾りが好きですw