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2021-09
乳酸菌の新しい知見
こんにちは。
KT-11研究員です。
さて、乳酸菌の新たな効果です。
株式会社明治と東京大学は、乳酸菌「Lactobacillus plantarum OLL2712」(以下、MI-2乳酸菌)を含むヨーグルトを糖尿病予備群の成人が摂取することによりHbA1cが低下することを確認し、同乳酸菌が糖尿病の発症リスクを低減する可能性があることを見いだしたようです。
この研究成果は、2021年6月1~2日に開催されました「第25回腸内細菌学会学術集会」にて発表されるとともに、当研究成果は、2020年1月31日に国際学術誌の「Nutrients」に掲載されています。
MI-2乳酸菌がHbA1cを低下させた作用機序は、腸管免疫系のIL-10産生を誘導することで内臓脂肪組織の慢性炎症を抑制し、その結果としてインスリン抵抗性を改善することで糖代謝の悪化を防ぎ、日々の血糖コントロールを良好にした結果であると考えられます。
乳酸菌の万能性もすごいです。
明治さんのヨーグルトは、ピロリ菌対策にLG-21、風邪対策にR-1、痛風対策にPA-3とターゲットごとに作り分けられています。
今回の乳酸菌が使用されたヨーグルトはどんな商品となるのか楽しみですね。
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
健康食品・サプリメントや加工食品に配合可能な