現代は社会環境がとても速いスピードで変化しています。
携帯電話はスマートフォンに変わり、電子決済は携帯電話と一体化され、財布や現金を持たないことが当たり前の時代になりました。また、2020年に蔓延し始めた新型コロナウイルス感染症の影響により、人々の働き方も劇的に変化し、それに伴い通販、宅配などの需要が高まり、生活様式が今もなお大きく変化し続けています。
このように、複雑に変化し続ける社会環境でも変わらないことがあります。
それは『人は健康であり続けたい』という思いです。
当社は、創業者である熊部潔の『予防医学』という考えを基本として、食事を通して健康を維持していく商品づくりを続けております。
現在はお肉をやわらかくおいしくする調味料や、免疫バランスに着眼した乳酸菌などの商品を中心に提供しております。
お肉をやわらかくする調味料は様々な肉料理・魚料理に使用していただいており、外食・中食・冷凍食品などを介して、みなさまの美味しく楽しい食事を支えております。また介護食分野でもご使用していただき、ご高齢の方が食事を楽しみながら栄養補給ができる料理作りをサポートしております。
大学との共同開発にて発見された当社の乳酸菌は、様々な機能性について研究報告をしております。サプリメントや栄養補助食品へ配合され、健康志向の高い方の心身を支えているだけでなく、お菓子やドリンクなどの一般食品にも使用され、幅広い年齢層に向けて健康と安心感を届けています。
当社製品の採用は海外にも広がっており、調味料は東南アジア、乳酸菌は中国・韓国・台湾までに及びます。
ハラール認証の取得など各国の文化的背景を考慮しながら、人々の健康を届けることができる範囲のさらなる拡大を目指しております。
当社では新たな素材の研究、新たな技術や商品の開発にも力を入れております。
リン酸塩不使用で結着性を持たせることができる食肉結着剤や、粉末形態で使用できる保存性の高いDHA・EPA粉末など、健康において多様化するニーズに応えることを目指します。さらには美しさを保つ化粧品向け乳酸菌をはじめとした、美容分野に向けた研究・開発もスタートさせ、新たな市場の開拓に挑戦しております。
また当社が考える持続可能な開発目標(SDG's)として、食品加工における廃棄物を未利用資源として活用することに取り組んでおります。
食品廃棄物の問題に取り組むことは、食品を扱う企業の責任と考え、梅干を作る際の残渣となる梅酢を活用した調味料や、未利用資源を栄養素とした乳酸菌の培養など、新技術・新商品開発と未利用資源の有効活用の両立を目指し、これからの社会に対して責任を果たすことを目指しております。
当社のロゴは、何気ない日常の食卓・食事の中でキティーの商品が、美味しさと健康を支えていることを表現しています。
活動方針として設立したロゴ「キット、出来る。」は、当社の様々な製品と様々な考え方を持つ社員が、社内の仲間・社外の方の協力を大切にしながら、新たな『キットイイ』商品を作りだすこと、お客様のご要望をかなえること、心と身体の健康を幅広い世界に提供することを目指している強い思いを込めています。
インターネットの進化、AIの活用そしてAfterコロナに向け、社会環境が更に変化し続けていきます。新しい社会環境や生活様式に変化していく中で、当社として価値ある商品とサービスを提供し続けていく体制を整えてまいります。
これからも理念に掲げる健康と人の幸せに貢献する商品づくりとお客様からのご要望に応えるサービスで、常にアイディアを創出し新しい研究や開発にチャレンジして「カラダにオイシイ、キットイイ商品」とともに、「お客様の要望をかなえること、人々の心と身体の健康を支えることがキット、出来る」ことを目標に歩んでいきます。
代表取締役社長