15
2020-06
クリスパタス菌という名称
こんにちは。
KT-11研究員です。
当社が、クリスパタス菌を発見して、世界で初めて工業化に成功してから約8年。
当初は、クリスパスタ菌と間違えて呼ばれることも多々ありました。
そんなクリスパタス菌は、正式名称としてLactobacillus crispatusという学名を持っています。
英名を日本語で読むと、ラクトバチラス クリスパ―タス、ラクトバチルス クリスパーテュスなどと読まれるようです。
実際、当社が商品化した頃は読み方が統一されていなかったり、非常に呼びづらい読み方をされていました。
そこで、もっと読みやすい名称を付けた方が良いのでは、という観点から現在の「クリスパタス菌」という呼び名を当社が最初に付けました。
現在では、すっかりクリスパタス菌という呼び名が定着しています。
そんな、クリスパタス菌ですが、学術の世界ではまだまだ新米。
Pubmedで「Lactobacillus crispatus」と検索すると、2000年代に入ってから急激に「Lactobacillus crispatus」に関する報告が増えていることが分かります。
世界的にも、研究対象として20年あまりしか経っていない、まだまだ「新しい菌」なのです。
当社は、クリスパタス菌のパイオニアとして、これからも探求していきます。
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
健康食品・サプリメントや加工食品に配合可能な
01
2020-06
クリスパタス菌KT-11はなぜ、ワンちゃんに愛されるのか。
こんにちは。
KT-11研究員です。
なぜクリスパタス菌KT-11はワンちゃん用サプリメントに多く採用されるのか。
日本では、1000万頭近いワンちゃんが飼育されています。
なんと、3歳以上のワンちゃんの80%以上が歯の病気を発症していると言われています。
これだけ、医療技術が発達しているにも関わらず、ワンちゃんの歯のケアは意外と進んでいない。
この理由は何なのか。
多くの動物クリニックを回り、獣医さんたちに現状をヒアリングし続けました。
プラーク除去や歯の治療を施行するために全身麻酔をかけることが多く、ワンちゃんの体の負担が大きいだけでなく、麻酔から覚めずに死に至ってしまうケースもあるとのことでした。
したがって、飼い主さんからすると、全身麻酔によって死亡リスクが高まる治療よりも、未然に歯周病を予防する考えが強いことが分かりました。
歯の疾病を未然に防ぐことが知られる有名な素材は「キシリトール」。キシリトールは、ワンちゃんのために使えないのか。
実は、このキシリトールはワンちゃんに食べさせると重篤な中毒を引き起こすために使えないのです。
埼玉獣医師会からも以下のような注意勧告が。↓
人の場合は、キシリトールはこのインスリンを放出させる力がありません。この事から糖尿病の人の甘味料として使われているのですが、犬の場合は人の場合と逆で、キシリトールはインスリンを放出させる力がとても強いのです。放出されたインスリンは血糖を低下させ、血糖の低下は、程度によりますが、意識の低下、脱力、昏睡、けいれん、さらには肝障害をおこす可能性があります。犬のキシリトールの毒性はこの低血糖によっておこります。
つまり、ワンちゃんの世界では虫歯や歯周病といった歯の疾患を未然に防ぐ素材がほとんどなかったのです。
人でもマウスでも歯周病の予防・改善効果が確認できているクリスパタス菌は、ワンちゃんのオーラルケアにも活用できる!といった口コミが業界でもあっという間に広がり、多くのワンちゃん向けサプリメントやフードに採用されたのです。
現在も、多くのサプリメントやフードにクリスパタス菌KT-11は配合され、日夜ワンちゃんのオーラルケアのために貢献しております。
困っている多くの方の意見や現状を知ることで、当社イノベーション技術は向上し、皆様に貢献できる商品を世に送り出してきました。
これからも、21世紀の食を改革し、皆さまの健康を支えるために、生体メカニズムの研究結果をヒントにして、おいしく有益な「食」を科学してまいります。
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鶏肉・豚肉・牛肉やお魚・貝類など
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30
2020-05
クリスパタス菌は花粉症を改善する
こんにちは。
KT-11研究員です。
久しぶりにラスイチとなったコンタクトレンズをオーダーするために大型ショッピングモールの眼科に行きました。人の多さに驚きです。
さて、クリスパタス菌KT-11が臨床試験によって花粉症を改善するという論文が発表されていることをご存じでしょうか。
論文が発表されたのは2016年。
応用薬理学会の学会誌に掲載されました。
→全文英文となっています。
これまではクリスパタス菌がお母さんから子供へと、出産の際に産道を介して経口的に伝播することで子供のアレルギー発症を未然に防ぐことは考えられていました。
しかし、クリスパタス菌は大人になると腸内から徐々に減っていくことが指摘されていました。クリスパタス菌が減ってしまうと、花粉症や免疫疾患の発症リスクが当然ながら増加してしまいます。
この論文では、花粉症になってしまった大人でも、クリスパタス菌を食べることで花粉症を改善できることを臨床試験で証明した、世界で初めての報告なのです。
臨床試験を行ったのは2013年の春のことでした。
花粉症に悩むボランティアに呼び掛けたところ、多くの方が臨床試験のために集まってくれました。ボランティアを2つのグループに分け、一方にはKT-11を含む錠剤を、もう一方にはKT-11を含まない錠剤を毎日食べてもらい、花粉症の症状を観察しました。
当時は、例年の8倍ほどの花粉飛散量の当たり年。試験は2月から開始され、4月まで続きましたが、KT-11を含まない錠剤を食べていたグループは花粉症の症状が悪化する一途。
ところが、KT-11を食べていたグループのボランティアたちは、明らかに花粉症の症状が例年よりも軽いといった声が出始めました。
4月の段階では、結果は明らか。
こうして、臨床試験でクリスパタス菌KT-11による花粉症の改善効果を見出し、論文として掲載されるに至ったのです。
臨床試験によってエビデンスがしっかりと証明されているクリスパタス菌。
そんなクリスパタス菌KT-11を配合した商品には「めはな乳酸菌」という商標(キティーの登録商標)を貸与しております。
街中やインターネットで見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
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